海外eSIMは1日いくら?世界一周で買った料金を購入履歴で公開
海外に行くとき、一番迷うのが通信ではないでしょうか。私は妻と一緒に、世界一周の20カ国で、eSIMと現地のSIMカードを使い分けました。この記事では、実際の購入履歴をもとに、いくらかかったかを、国ごとに見せます。
結論:私の答え
- 私が使ったのは、主にTrip.comで買うeSIMです。1日ごとに買い足す形でした。
- 同じ「1日分」でも、国によって1日あたり約13円〜約385円と、大きな差がありました。
- 夫婦で行くなら、1人がeSIMを買い、もう1人はテザリングで使うと、買う手間も費用も減らせます。
- 長く滞在する国では、現地のSIMカードのほうが安いことがありました(ボリビア)。
- 長く旅をするなら、日本の電話番号を残しておくと安心です。海外のアプリ登録や、カード会社のSMS認証で必要になります。
国ごとの料金(私の購入履歴より)
Trip.comのアプリの購入履歴から、1日分の料金を拾いました。料金は日によって変わります。クーポンや割引で安くなっている日もあるので、あくまで私が買ったときの金額です。
1日あたりの料金を、棒の長さで比べました。くわしい内容は、下の表のとおりです。
| 国・地域 | 買ったeSIM | 1日あたりの料金(私の履歴) |
|---|---|---|
| アメリカ | 5G eSIM 日額プラン | 容量で変わります。0.5GB/日は14円、3GB/日は約214円、100GB/日は約327円 |
| ヨーロッパ | 0.5GB/日のプラン | 13〜78円 |
| トルコ | 5G eSIM | 14円 |
| ジョージア | 5G eSIM | 80円 |
| コーカサス3カ国(ジョージア・アゼルバイジャン・アルメニア) | 5G eSIM | 103〜248円 |
| アゼルバイジャン | eSIM | 108円 |
| 中央アジア複数国(ウズベキスタンなど) | 4G eSIM | 84円 |
| ペルー | 4G/5G eSIM 日次パッケージ | 109〜111円 |
| 南米6カ国(ブラジル・アルゼンチン・チリ・コロンビア・ペルー・仏領ギアナ) | 4G/5G eSIM | 385円(私が買ったとき。1GB/日のプランだった可能性があります)。2026年10月に調べると、0.5GB/日のプランは95円でした |
| インド | 5G/4G eSIM デイパス | 34円 |
同じ1日分でも、14円の国と、100円を超える国があります。行く国が決まったら、先に1日あたりの料金を調べておくと、通信費の見通しが立ちます。
1日ごとに買うのが、私には合っていた
私は、大きな容量を一度に買うより、必要な日だけ1日分ずつ買うほうが安いと感じました。使わない日の分を払わなくて済み、国をまたぐときも、買い直すだけだからです。
1日0.5GBで足りた理由の一つは、日本よりも海外のほうが、無料Wi-Fiが至るところで使えたことです。市内のバスや長距離バス、カフェ、ショッピングモール、空港、宿、ファストフード店。たまに、街のWi-Fiもありました。Wi-Fiにつなげる場所では、そちらを使えば、eSIMのデータは、移動中の地図や連絡のために取っておけました。
ラオスの田園カフェ。ここでもWi-Fiが使えました。
- 向いている人:地図(Googleマップなど)、メッセージ、検索が中心の人。動画サイトやSNSの動画を見すぎなければ、1日0.5GBでも余裕がありました。日本に帰国した今も、1日0.5GBで足りています。
- 向いていない人:動画をよく見る人、仕事でデータをたくさん使う人。容量の大きいプランのほうが安心です。
夫婦で1つのeSIMを分け合う(テザリング)
夫婦で行ったときは、基本的に、どちらか1人がeSIMを買い、もう1人はテザリングで使いました。
- いいところ:買う手間も、費用も、半分に近づけられます。
- 気をつけること:テザリングは、地図やLINEの確認だけで、長時間は続けませんでした。そのため、電池の減りは気になりませんでした。長く続ける人は、モバイルバッテリーがあると安心です。
- 規約の注意: Trip.comのeSIMの注意事項には、通信の品質を保つため、短時間に大量のデータを使う利用(長時間の動画、大容量のダウンロード、ソフトの更新、テザリングなど)は控えるよう書かれています。通信速度が落ちたり、使えなくなったりすることがあるそうです。テザリングは、自己責任で、軽い使い方にとどめるのが安心です。
現地SIMを買うなら:ウズベキスタン・ネパール・ボリビア
- ウズベキスタン: 空港にSIMカードのお店がたくさんあり、お店によって値段が違いました。値段を聞いて比べて、一番安いお店で買いました。
- ネパール: トリブバン空港で、現地のSIM(Ncell)を買いました。空港の売り場には、7日・14日・28日のプランが並んでいました。私は、14日間(2週間)の無制限プランを買いました。
空港の売り場の料金表。7日が595ルピー、14日が995ルピー、28日が1,995ルピー(ネパール・ルピー)と書かれていました。
買ったNcellのSIM。番号は隠しています。
- ボリビア: 最初はeSIMを買っていましたが、現地SIMのほうが安かったので、途中で切り替えました。SIMは、普通の商店で買えます。スペイン語しか通じなかったので、翻訳アプリが必須でした。
現地SIMは、安いことがある反面、言葉の壁や、お店を探す手間があります。SIMの設定は、お店の人がしてくれました。ボリビア以外は、英語が通じました。ボリビアはスペイン語だけでした。
長い旅の裏ワザ:日本の電話番号を、ほぼ0円で残す(povo)
長く旅をする人に、ぜひ知ってほしいことです。海外でアプリに登録するときや、クレジットカードの認証をするとき、日本の電話番号に届くSMSが必要になることがあります。日本の回線を解約してしまうと、この認証が通らず、困ります。
そこで、私はpovo2.0で、日本の電話番号を残しました。基本料が0円なので、持っているだけなら費用がかかりません。
- 気をつけること:180日間、有料のトッピングを1回も買わないと、利用停止や契約解除になることがあります(povo公式の「サービスの詳細」より)。
- 私は、2026年10月15日に、「ローソン お買物券500円分+データ追加0.3GB(24時間)」を、500円で買いました。お買物券を使えば、実質の負担は小さくなります。
- このトッピングは、期間限定のことがあります。買う前に、アプリで、いま売っているか、金額はいくらかを確認してください。
- 私は、海外にいる間も、この日本の番号でSMSを受け取れました。ただし、SMSを受け取るには、povoのデータローミングをオンにする必要がありました(この操作自体に、料金はかかりませんでした)。
eSIMサービスを比べる(日本の主なサービス)
ここまでは、私が実際に使ったTrip.comのeSIMの話でした。ここからは、日本で買える、ほかのeSIMサービスを比べます。
先にお伝えします。 下の5社は、私は使っていません。各社の公式サイトを読んで、変わりにくい項目だけをまとめました(確認日:2026年10月21日)。料金は、日によって、プランによって変わります。そのため、表には書いていません。最新の料金は、各公式サイトで確認してください。
| サービス | 対応国・地域 | サポート | 返金・キャンセル | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Cross eSIM | 125以上 | 問い合わせフォーム(24時間受付、返信は3〜4営業日以内) | 通常はキャンセル・返金不可。購入時に「キャンセル補償」(購入代金の15%)に入ると、全額返金 | 購入後、メールでQRコードが届く |
| TORA eSIM | 周遊プランは160カ国以上 | LINEで日本語サポート | QRコードのメールを受け取る前なら、キャンセルできる。受け取った後は不可 | 日本向けのeSIM(ドコモ回線、プリペイド)もある。延長はできない |
| trifa(トリファ) | 200カ国以上 | 24時間365日、日本語の有人チャット | 原則、返金・キャンセル不可(旅行の中止や急病でも)。プランは購入日から3か月有効で、未開通ならQRコードを再発行できる | アプリで、購入から設定まで進める。前払い式で、1GB〜無制限を1日単位で選べる |
| JAPAN&GLOBAL eSIM | 190以上 | 日本語のチャットサポート | 原則、返金不可。QRコードの発行前ならキャンセルできる。「接続補償キャンペーン」(2026年12月31日まで、短期プランのみ、条件あり)で、つながらなかった場合は全額返金 | 日本eSIMや、電話番号つきのプランもある |
| eSIM-san | 200以上 | LINE・メールの有人サポート(営業時間内) | 「使えなければ全額返金」。ただし、番号つきプラン、購入から30日以上、データを30%以上使った後の都合による返金などは対象外 | アプリ不要。購入特典あり |
表を見るときの注意
- 「返金・キャンセル」は、サービスによって、かなり違います。ここが、選ぶときの大きな分かれ目になります。
- 返金の条件には、「サポートに連絡すること」「SIMロック解除済みの端末であること」などが付く場合があります。購入前に、公式の返金ルールを、もう一度読んでください。
- キャンペーンの期限や条件は、変わることがあります。
私なら、こう選びます
私は、同じ「1日分」を、国ごとに買い足してきました。その経験から、次の順に見ます。
- 行く国で、1日いくらか。 国によって、13円から385円まで、大きく違いました。
- 返金のルール。 初めてなら、「つながらなかったら返金」と書かれているサービスのほうが、安心です。
- 日本語のサポートがあるか。 現地で困ったとき、日本語でチャットできると心強いです。
また、使い方に合うかも大切です。動画をよく見る人は、容量の大きいプランがあるか、確認してください。
出発前のチェックリスト
- eSIMに対応しているスマホか確認する
- SIMロックが解除されているか確認する
- 出発前に、eSIMを1つ入れて、動作を試す
- 行く国の、1日あたりの料金を調べる
- 海外で使うカードのSMS認証のために、日本の電話番号を残す
- povoなどで電話番号を残すなら、条件(180日ルール)を確認する
- モバイルバッテリーを持つ(テザリングを使う人は特に)
まとめ
通信は、国と、滞在の長さで、最適なものが変わります。私は、短い滞在はeSIM、長い滞在は現地SIMを使い分けました。自分の旅のスタイルに合わせて、選んでください。